チャレンジドセンターつばさです。
軽作業Ⅲ科で、2月10日に学習会をしました。
今回は、「良い人間関係を築くには」をテーマにミニゲームを入れながら学習しました。
まずは、あとに続くゲームへの伏線としてプラス一言自己紹介をしてもらいました。
例えば、先頭の人が「背の高い〇〇です。」と自己紹介するとします。二番目の人が「背の高い〇〇さん、足の小指をぶつけた△△です。」と自己紹介します。そして三番目の人が「背の高い〇〇さん、足の小指をぶつけた△△さん、朝からラーメンを食べた◇◇です。」のように、順番に自己紹介をしていくゲームです。
「体中が痛い」「自転車で足をぶつけた」などおもしろエピソードを付けたり、自分の趣味を付けるなど、オリジナリティあふれた自己紹介をしてくれました。
そして、次は伝言ゲーム。話の伝わり方を体験してもらおうと取り入れました。
最後の人にどう伝わったか発表してもらうと
「トンカツとサンドイッチを食べました!」と元気よく答えてくれましたが、
最初のメッセージは「今日の給食は、ハムとキュウリとトマトのサンドイッチです」
だったはず!いつの間にかトンカツが付け足されていました!
人を挟むと話が変わって伝わることがあるということを体験してもらえたようです。
あとに続く良い人間関係の築き方のところで、他の人の話をするのに気をつけてほしいというところにつながります。
そして、最後に心からの贈り物ゲーム。
3つのグループに分け、グループのメンバーにプレゼントしたいものをメッセージカードの書いて渡すというゲームです。
プレゼントは架空の物や非現実的な物でもなんでもいいという条件で書いてもらいました。
プラス一言自己紹介で「体中が痛い」と言っていた人へは「マッサージチェア、マッサージ師付き」、日頃から若返りたいと言っている人へは「タイムマシーン」など、みんなそれぞれその人のことを思ってプレゼントを考えてくれました。
もらった感想を聞くとみんな「うれしかった」と言い、自分のことを思ってプレゼントを考えてくれたことにうれしさを感じてくれたようでした。
午後から、菜根譚から学ぶ良い人間関係をテーマにお話しました。
菜根譚というのは、中国の明の時代に洪自誠という人が書いた人生をうまく生きるための教えのようなものです。その中から人間関係をうまく築く方法を一つ紹介しました。
対人トラブルにならないために、是非この教えを参考にしてもらいたいと思います。
そして、軽作業Ⅲ科の何人かから「2月の壁面装飾を作りたい」と要望があったので、さっそくみんなで作りました。今回は「梅」を題材に制作しました。
梅の花づくり
折り紙で梅の花を切り抜ける形に折り、はさみで切って梅を作ります。
作業技術向上の一環として、端をきれいに合わせる、向きを間違えずなど、日頃の内職作業にもつながるよう訓練を兼ねました。内職ではやり直しはできないのですが、折り紙なので何度もチャレンジできます。最後まで折れるように一人ひとりがんばって取り組んでくれました。
そして、梅の枝作り
始めは、枝が空を飛んでいたり、分裂していましたが、
なんとか形になりました。
梅の花を貼り付けて
菜根譚から紹介した言葉を、筆を使って墨で書きました。
そして、壁に貼り付け完成!
いろんな形の梅がありますね。
星型の梅、花びらがとがっている梅、真ん中の穴が大きい梅。
みんなががんばって作った個性豊かな梅です。
今日は盛りだくさんな一日でした。
内職もたくさん入ってきているので、寒さに負けず来週からもみんなで力を合わせて、
お仕事がんばりましょう!